君が電話をかけていた場所・僕が電話をかけていた場所/三秋縋

 
 

おはようございます

gsnoh3836です。
 
 
 
この記事では
 
 
三秋縋さん作の上下巻構成小説
 
 
君が電話をかけていた場所
僕が電話をかけていた場所
 
 
について感想を書かせていただきます。
 
 
 
まず私がこの本を手にしたきっかけは、作者三秋縋さんのツイッターをタイムラインにて拝見したからでした。誰だったのか覚えてはいませんが三秋さんの素敵なツイートをリツイートしてくれた友人に感謝します。
 
三秋さんのツイートは惹かれるものも印象的なものも多くすぐに興味を惹かれました。調べてみると作家さんとのことで。しかもどれを見ても表紙が可愛い!!!どれを買おうかな、どれから読もうかなと思っていた矢先に新作発表!!!!!これは買わねばと思った次第です。
 
 
あらすじを引用させていただきます。
 
 
 
 
「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。「十歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。しかし、当時のあなたにとって、彼女はあまりに遠い存在でした。『自分には、彼女に恋をする資格はない』。そう考えることで、あなたは初鹿野さんへの想いを抑えつけていたのです。…ですが、同時にこうも考えていました。『この痣さえなければ、ひょっとしたら』と。では、実際に痣を消してみましょう。その結果、初鹿野さんの心を射止めることができれば、賭けはあなたの勝ちです」。
 
 
 
続いて下巻の内容です。敏感な方はお気を付けください
 
 
 
ずっと、思っていた。この醜い痣さえなければ、初鹿野唯の心を射止めることができるかもしれないのに、と。「電話の女」の持ちかけた賭けに乗ったことで、僕の顔の痣は消えた。理想の姿を手に入れた僕は、その夜初鹿野と再会を果たす。しかし皮肉なことに、三年ぶりに再会した彼女の顔には、昨日までの僕と瓜二つの醜い痣があった。途方に暮れる僕に、電話の女は言う。このまま初鹿野の心を動かせなければ賭けは僕の負けとなり、そのとき僕は『人魚姫』と同じ結末を辿ることになるのだ、と。
 
 
 
あら、とてもわくわくする!!!!ってなりません?なりましたよね?www
 
 
 
 
 
この本で一番印象的だったのは伏線予想の裏切り方です!!!
 
 
 
伏線が見事なミステリーってとても魅力的ですよね
 
 
この小説は伏線がたくさんあります。
伏線を見つけるとあ~こんな感じかな?って多少予想はすると思うのですが私の予想はことごとく裏切られました。
 
 
 
イニエーションラブって小説も映画も流行ったじゃないですか
あの作品は、最後の最後で起こるどんでん返し、てきなキャッチだったんですがこの小説もその点でとても魅力的です。
最後の最後でじゃないですが。
後半で、え?これも!?え!?え!?って順番にどんどん覆される感じ!!
とっても興奮いたしました。
 
 
読むのが楽しく続きが気になるお話でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 次は有川作品だよ(小声)