ガーデン・ロスト/紅玉いづき
こんにちは。
このブログを始め、最初に読み終わった本
つまり記念すべき第一冊目は
メディアワークス文庫出版の
紅玉いづきさん作
ガーデン・ロスト でした。
まずは、あらすじを引用します。
誰にでも、失いたくない楽園がある。息苦しいほどに幸せな安住の地。しかしだからこそ、それを失うときの痛みは耐え難いほどに切ない。誰にでも優しいお人好しのエカ、漫画のキャラや俳優をダーリンと呼ぶマル、男装が似合いそうなオズ、毒舌家でどこか大人びているシバ。花園に生きる女子高生4人が過ごす青春のリアルな一瞬を、四季の移り変わりとともに鮮やかに切り取っていく。壊れやすく繊細な少女たちが、楽園に見るものは―。
この本は表紙と背表紙に書かれます内容に惚れて購入しました。
一言で印象を言いますと
重い…
なんとなく女子高生をテーマに扱うには重く苦しいお話でした。
しかしどんな小説よりもキャラ設定が凝っていて確立されていると思いました。
4人の少女を一人ひとり紐解いていくといった感じのつくりでした。
しかしまぁ、なんというか惹かれるものがあると思うのは
この方の紡ぐ言葉が美しく聡く鋭い。
特にシバの話、
毒舌家で大人びているシバの話とあって、
お話の言葉も大人びていてとがっていて言葉に酔う。
正直なところ少しやんでしまうような話だったけど
活字中毒の方とかが気軽に楽しめると思う。
言葉が聡明な文章が好きだ。
ネタばれは避けたいのでここらへんにしようか。
機会があったら、続きを見るという形でかくしてネタバレビューを追加したいと思う